「定食くに」を目指して
きっかけは、神保町ミッキー元店員・ハラノさんのツイートでした。
「今日は地元の定食屋を開拓。つよそう」
本日夜8時ごろのことです。その一言とともに、「定食くに」という看板の画像がアップロードされていました。
その後、幸運なことに、ハラノさん本人から「お店は大倉山にある」という情報をいただきました。
僕は思いました。
「くにさんに会いに行くっきゃねえ」
来ました、大倉山。
改札口を降りると、パチンコ屋や飲食店のきらびやかな照明が目に飛び込んできました。
ハラノさんは「クソ田舎」と言っていましたが、まったくそんなことはないようです。
さて、完全にその場のノリで大倉山まで来たはいいものの、肝心の「定食くに」の場所を調べなければいけません。僕はスマートホォンで地図を出し、「くに」の場所を調べました。
ところで僕は方向音痴です。地図を出しても、目的地までたどり着くのに最短ルートでいけたためしがありません。
そうなったら、地元に詳しい人に聞くしかない。僕は改札口の駅員さんにスマートホォンの画面を見せ、
「オレ、ココ。イキタイノ、ココ。オマエ、オレ、ミチ、オシエル」
と言いました。
駅員さん「ああ、そこ出て右ですよ」
カタギリ「右って2P側ってこと?」
駅員さん「えぇえ?」
こうして親切な駅員さんのおかげで、僕は「くに」への道のりがわかりました。
しかし、ただ「くに」へ行くだけでは面白みがありません。僕は思いつきで、大倉山周辺のコンビニを探しました。
ありました、ファミマ。
買いました、マジックインキ。
これで、とあるものを作ります。それは
(RY)と書かれた、「謎の」紙片です。
ちなみに写真の場所は、ファミマの横のマンションです。階段の足元灯の明かりを頼りに書きました。
これで準備は完璧。そしていよいよ「くに」を目指します。
猛ダッシュで。
というのも、僕は「くに」の閉店時間がわからなかったのです。
コンビニで買い物している間に閉店されてしまっては、ここまでの苦労が水の泡になります。
僕は駅員さんの教えてくれた道を走りました。
そして!ついに!
ありましたっていうか暗い!!!
暗すぎる!!流石は夜!!!!
「くに」という看板の横に(RY)という紙を添えて、
くに(RY)を作りたかったのですが、暗くてよくわかりません。僕は途方にくれました。これから電気屋で簡易照明を買うわけにもいかない。さて、どうしたものか…
作戦を立てつつ時間は刻一刻と過ぎていきます。と、その時。考えを巡らせていた僕のもとに、まさに「一筋の光」が訪れました。
ブロロロロロロ……
「くに」が面する通りは、夜にも関わらず車の通りが絶えません。
ハッと閃きました。
「車が通るタイミングに合わせて、ヘッドライトを照明代わりに使えばいいんだ」
思いついたら、あとはタイミングを合わせてシャッターを切るだけです。
うおおおおお!カッシャアアアアア!!!(シャッターの音)
上手に撮れましたー!!
これぞ、まごうことなき「くに(RY)」です!やったぁ!
たまたま通りかかったエルグランドの運転手さんありがとうございます!
こうして僕は、無事にすべての撮影を終えることができました。
なぜ思いつきで大倉山なんてクソ田舎にまで来てしまったのか。自分でもわかりません。
残ったのは8割の虚無感と2割の達成感。8-2で虚無感有利です。
そういえば、ハラノさんが勤めていたミッキーには、口癖のように「8-2でレミー有利^q^」と言うまこと使いがいました。
今は亡き神保町ミッキー。もしかしたらミッキーは、ハラノさんを通じて、僕に「定食くに」の存在を教えてくれたのかもしれません。なんたる巡り合わせでしょうか。「うんがいい^q^」とはこのことです。
なんだそれ。
どういう締めくくり方やねん。
本当にすみませんでした。
すみません。
せん。
せん。
~おしまい~
※スペシャルサンクス 定食くに※
■おすすめメニュー
ベーコンエッグ定食・・・・・700円
オムレツ定食・・・・・・・・700円
焼き肉定食・・・・・・・・・720円
トリカラアゲ定食・・・・・・750円
ハンバーグ定食・・・・・・・760円
■営業時間
[月~土]
11:00~14:00
18:00~23:00
■アクセス